【2026最新】AI検索可視性ツール比較10選|何が測れるか
結論から書きます。AI検索可視性ツールは「順位を測るツール」ではありません。 測れるのは引用されたか、言及されたか、どの競合と同じ回答に出たかです。そしてツールごとに対応しているAI検索面が違います。
この記事では、2026年9月時点で機能を確認できた10ツールを、何が測れるかという軸で比較します。
料金について:本記事の価格は2026年9月24日に各社の公式サイトで確認したものです。プラン改定で変動するため、契約前に必ず公式サイトで確認してください。本記事から各ツールへの外部リンクは設置していません。
最初に押さえる前提
AI検索に順位はない
従来の検索には順位がありますが、AI検索には従来型の順位がありません。回答は複数の情報源から統合されるため、並び順という概念が成立しません。
したがって「AI順位」を表示するツールは、独自の指標を順位に見立てています。 その指標の定義を確認せずに比較すると、判断を誤ります。
測れるのは3つの状態
状態 | 意味 |
|---|---|
引用 | 回答の根拠として参照された |
言及 | 名前は出たが、根拠としては参照されていない |
非掲載 | 回答に一切登場しない |
この3つを区別して記録できるかが、ツール選びの最初の判断基準です。
対応しているAI検索面が違う
ツールによって、どのAI検索面を追えるかが異なります。
AI検索面 | 内容 |
|---|---|
Google AI Overviews | Google検索のAI要約 |
Google AI Mode | Googleの対話型検索 |
ChatGPT | OpenAIの対話型AI |
Perplexity | 引用を明示するAI検索 |
Gemini | Googleの対話型AI |
Copilot | Microsoftの対話型AI |
自社の顧客がどの面を使っているかを先に確認してください。すべてを追う必要はありません。
比較表:何が測れるか
ツール | AI Overviews | ChatGPT | Perplexity | Gemini | Copilot | 独自プロンプト |
|---|---|---|---|---|---|---|
Ahrefs Brand Radar | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Semrush AI Visibility | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SE Ranking AI Toolkit | ○ | ○ | ○ | ○ | − | ○ |
Moz Pro(AI Search) | ○ | ○ | − | − | − | ○ |
BrightEdge | ○ | ○ | ○ | − | ○ | ○ |
seoClarity | ○ | ○ | − | − | − | ○ |
SimilarWeb | ○ | − | − | − | − | 要確認 |
Google Search Console | ○ | − | − | − | − | − |
Auspia AI検索可視性チェッカー | ○ | − | − | − | − | ○ |
手動確認(スプレッドシート) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
○=公式に機能を確認できた、−=確認できなかった、要確認=公開情報で判断できなかった
各ツールの詳細
1. Ahrefs Brand Radar
AI検索面の網羅性が最も高いツールの一つです。Ahrefsは独自のプロンプトインデックスを公開しており、月間4億5,100万件以上のプロンプトを保有していると説明しています。
- 料金:単体契約 月額30,600円〜、またはAhrefs各プランに含まれる(2026年9月24日時点)
- 測れるもの:引用、言及、競合との比較、独自プロンプトの追跡
- 注意点:プロンプト追跡はチェック数に応じた課金
2. Semrush AI Visibility
SEOとAI検索を同じ画面で扱えるのが強みです。従来の検索指標とAI検索の指標を並べて確認できます。
- 料金:月額117ドル〜(年払い、2026年9月24日時点)
- 測れるもの:AI可視性、プロンプト分析、ブランドセンチメント、競合比較
- 注意点:上位プランは小規模チームには過剰
3. SE Ranking AI Search Toolkit
AI検索面ごとにトラッカーが分かれているのが特徴です。AI Overviews、AI Mode、ChatGPT、Gemini、Perplexityそれぞれのトラッカーを個別に提供しています。
- 料金:月額17,455円〜(年払い、2026年9月24日時点)
- 測れるもの:各AI検索面での可視性、プロンプト単位の追跡
- 注意点:Copilotへの対応は確認できなかった
4. Moz Pro(AI Search)
Domain Authority(DA)で知られる老舗ツールが、AI検索の可視性機能を追加しています。AI Visibility Dashboardsとプロンプト追跡を提供しています。
- 料金:月額99ドル〜(年払いで79ドル、2026年9月24日時点)
- 測れるもの:AI可視性ダッシュボード、プロンプト追跡(Standard 50件〜)
- 注意点:対応するAI検索面は限定的
5. BrightEdge
エンタープライズ向けのSEOプラットフォームです。AI Overviews、ChatGPT、Perplexity、Copilotへの対応を公開しています。
- 料金:要問い合わせ
- 測れるもの:AI検索での掲載状況、カスタムレポート
- 注意点:エンタープライズ向けのため、小規模サイトには過剰
6. seoClarity
AEOインテリジェンスとAI検索可視性トラッキングを提供しています。AI Overviewsの追跡とAIボットの活動確認が可能です。
- 料金:要問い合わせ
- 測れるもの:AI Overviews追跡、AIボット活動、API連携
- 注意点:公開されている価格情報がない
7. SimilarWeb
競合サイトの流入構成を把握するのに使います。AI検索経由の流入推定も提供しています。
- 料金:無料枠あり、有料プランは要問い合わせ
- 測れるもの:チャネル横断の流入推定
- 注意点:推定値であり、引用の有無は測れない
8. Google Search Console
Googleが提供する唯一の公式データです。AI検索のパフォーマンスレポートを提供しています。
- 料金:無料
- 測れるもの:Google検索におけるAI機能での表示状況
- 注意点:Google以外のAI検索面は測れない
9. Auspia AI検索可視性チェッカー
当社が提供する無料ツールです。AI検索での見え方を確認でき、GEOスコアチェッカーや1ページGEO引用監査と組み合わせて使えます。無料プランがあり、主要ツールは無料で利用できます。
- 料金:無料
- 測れるもの:AI検索での可視性、引用準備度
- 注意点:外部リンクは設置していません。公式サイトから直接確認してください
10. 手動確認+スプレッドシート
最も安く、最も融通が利く方法です。ツールでは対応していないAI検索面も確認できます。
- 料金:無料
- 測れるもの:引用、言及、競合の出現、実行間の一致
- 注意点:工数がかかる。プロンプトを固定しないと比較できない
選定基準は5つ
1. 引用と言及を区別できるか
最初に確認すべき点です。この2つを区別できないツールは、変化の理由が分かりません。
2. 対応しているAI検索面
自社の顧客が使う面を追えるか。すべてを追う必要はありません。
3. 独自プロンプトを追えるか
自社の顧客が実際に使う質問を登録できるか。用意されたプロンプトだけでは、自社の状況を反映できません。
4. 実行間の変動を扱えるか
AI検索の結果は実行ごとに変わります。複数回の実行を前提とした設計かを確認してください。
5. 従来のSEOデータと連携できるか
順位・流入・コンテンツと同じ画面で見られるか。ツールを分けると指標の定義がずれます。
よくある失敗
失敗1:順位を測ろうとする
AI検索に従来型の順位はありません。 「何位」ではなく「引用されたか」を測ってください。
失敗2:1回の実行で判断する
AI検索の結果は実行ごとに変わります。 最低3回実行してください。
失敗3:用意されたプロンプトだけで判断する
自社の顧客が使う質問と一致するとは限りません。 独自プロンプトを登録できるかが重要です。
失敗4:引用されたこと自体を成果とする
引用は成果ではありません。 引用された結果として、流入や問い合わせが増えたかを確認してください。
失敗5:ツールを複数併用する
指標の定義がずれます。 基準となるツールを1つに定めてください。
よくある質問
無料でAI検索の可視性を測れますか?
測れます。 Google Search Console(Google検索のAI機能)と手動確認の組み合わせで、費用をかけずに計測できます。ただし工数はかかります。
AI検索の「順位」を表示するツールは信用できますか?
指標の定義を確認してください。 AI検索に従来型の順位は存在しないため、独自の指標を順位として表示している可能性があります。
どのAI検索面を追うべきですか?
自社の顧客が使っている面から始めてください。 すべてを追うと工数がかかり、記録が途切れます。
ツールを導入すれば対策もできますか?
計測と対策は別です。 ツールは現状を知るためのもので、引用される理由を作るのはコンテンツ側の作業です。
Googleの公式データは使えますか?
使えます。 Google Search ConsoleがAI検索のパフォーマンスレポートを提供しています。無料で最も信頼できる一次情報です。
まとめ
- AI検索可視性ツールは順位を測るツールではない
- 測れるのは引用・言及・競合の出現
- ツールごとに対応しているAI検索面が違う
- 選定基準は「引用と言及の区別・対応面・独自プロンプト・実行間変動・SEOデータ連携」
- Google Search Consoleが唯一の公式データ
- 手動確認+スプレッドシートが最も安く融通が利く
まず自社の顧客がどのAI検索面を使っているかを確認するところから始めてください。
Author: Alice Monroe、Auspia。150以上のツールを扱うAI SEOツールアナリスト。ツール比較とソフトウェアワークフローを執筆。




